2017年10月29日

仮面の告白〜本日、秋の天皇賞〜

 今年の夏に7年ぶりに会うことになった。正確にいえば、6年
前にいったついでに会おうとしたが、多忙な折につきあえず、
今年7年ぶりに再会を果たしたのである。

修ちゃんは、不動産業を営む傍ら、土建・建築にも携わり、また
雑貨屋から、最近は洋菓子まで製造販売までしている、いわゆる
「やり手」さんなのである。

大富豪とまではいかないが、ほぼ普通の人が欲しいと思えるものは
一通り買えるまでに事業を成功させてきた。地域の人には「マリオ」
の愛称で親しまれ、自分からみれば、何不自由なくみえているのだが
そんな修ちゃんでさえ、「自分には、もう多くの時間が、君ほど残されて
いるわけじゃない」車の中で「オフコース」が流れる中、すこしさみし
そうな表情で話していたのは、とても印象的であった。

旧知の友人をまじえての大衆居酒屋で「晩酌セット1500円」コース
を3人分頼んだ時は・・・心の中で「もっといいこと連れていけー」と
叫んだのである。こういうところが、修ちゃんのしっかりのちゃっかり
もののところなのである。

二次会では「王様」気分でソフィアに

「修ちゃんは、お金もちだからいいの、テキーラだしちゃうよ」と
せがまれると

「よきにはからえ ガハハハハ」と豪快に笑い、サービス精神旺盛で
ふるまうのである。

そんなあらゆるものを手にしてきた修ちゃんの心の乾きをいやすのは
なんだろうと考えたのである。「なんだろう?」今年の年賀状にも
「充実こそが人生だ!」わけもわからない迷言を書き記していたので
ある。ほんとの幸福感、充実感ってどこにあるんだろう。

今年の夏にお世話になった修ちゃんにだす年賀状には、1年越しの
返事をだしてみようと思う。

「人生は風まかせ 曖昧なままで SO COOL!」と手書きでひとこと
そえようと思う。

そんな修ちゃんに贈る秋の天皇賞馬券は49(欲)の馬連なのである。

そうなんだな、修ちゃんの原動力はつきることのない「欲望」なんだな
と。

永遠の下積み世代である辻三蔵にならい、修ちゃんのつきることのない
欲望を消してあげたく、来て欲しくない馬をわざと100円かってみる。
「呪い馬券」を自分にも贈ってみる。もういい加減、「欲」をなくしても
いいんじゃない?と。

秋の天に願う、暗い嵐の朝なのである。
posted by クール at 08:21| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする