2017年12月23日

『リ』ーチ!〜明日は有馬記念〜

 時は、1976年、昭和51年。明るくなった戦後の日本
という言葉がより現実のものとなってきた時代である。高度
成長期をへてバブル経済の足跡を予感させている局面。

ここは新宿。クールくんはその時なにをしてるかというと・・・
雀荘、三途(サンズ)のバイト見習い。

「おーい!こっちビールね」「はい、ただいま」

「なにしてんだよ、はやくもってこいよ、つめしぼにレイコー」

うろちょろ動き回りながら怖い大人たちにかわいがられている
クールくん。

なにやら新しい顔を見受ける。

茂さん25歳、修ちゃん24歳。茂さんは服飾メーカーに勤務、
一方修ちゃんは証券会社に勤務する、ごくごく普通のサラリーマン。

この2人の出会いが、のちのちの自分をつくることになることも
まだ本人もその2人も知らないところなのである。

お互い違う卓についてるのだが、オーラスの局面。面白い配牌に
恵まれる。8種8牌。

「ここは狙うしかないよな〜」と後ろでみてて立ちすくむ自分。
2人ともトップをせっているところなのである。

まーじゃんは、4つの山に囲まれた72牌を4人でめくって
絵合わせをしていくゲームなのである。与えられた13牌から、
18回めくりあって絵をあわせていく。でもこれがなかなか
難しい。ゲームの途中に鳴(な)きがはいると、与えられた
18回がふえたりへったりと。いらない牌は川と呼ばれる
ところ、卓の中央にどんどん捨てられていくのである。

そして、絵合わせが完成する最後をつもり、合わせて「14」牌
目を4人にみせ、今まで隠していた自分の牌を披露するので
ある。

まーじゃんは、卓を囲む4人の思惑が場を変えていくのである。
変化を恐れずゴールを目指したものが「勝利」というゴールにたどり
つけるのである。

茂さんも、修ちゃんも「なな」巡目。

血気盛んな色男の荒ぶる若獅子の2人。ほぼ同時に「リーチ!」の
声が雀荘、三途(サンズ)にひびきわたる。

「手が入ってるな〜」と初老の男、茂さんも修ちゃんも

「えー怖いですよ!筋なんかとおしっこないかもですよ」と( ̄▽ ̄)
ニヤリ。

茂さん、紅中待ち、修ちゃん南待ち。さてさて

話は明日へつ・づ・く



posted by クール at 10:47| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする